五月人形 端午の節句

五月人形について

端午の節句

男の子の健やかな成長を願う伝統行事を端午の節句といい、生まれて初めての節句を初節句と言います。
端午の節句は五月初めの午(うま)の日で、現在ではこどもの日となっている五月五日です。

五月人形の由来

神様を招くために戸外に立てた武具やのぼり旗を、江戸中期ごろから内飾りとしても作られるようになり、兜(かぶと)や鎧(よろい)なども飾られるようになりました。
武家社会では端午を象徴する菖蒲が、武道や武勇を重んじる尚武と同じ音であることから、後継ぎの将来を祝う大切な日となり、男の子が多くの困難に打ち勝ってたくましく成長できるように、身を守るための鎧兜や五月人形を飾る風習が生まれました。

五月人形の種類

~ 鎧兜の種類 ~

五月人形は鎧(よろい)、兜(かぶと)、子供大将があり、脇飾りとしては武者人形、金太郎などわらべ飾り、鍾馗、馬飾り、張子の虎があります。
兜の前に着ける前立ては、種類が多く、通常の鍬形(くわがた)や伊達政宗の三日月、上杉謙信の日輪に三日月、歯朶(しだ)の葉が特徴的な徳川家康の前立て、また鍬形に彫金を施したものなどがあります。
加えて、実際に着用できる「着用兜」も人気があります。

~ 飾りのタイプ ~
鎧(よろい)飾り

鎧飾りは豪華で立派です。高さ60㎝程度のものから150㎝を超えるものまでございます。

平(ひら)飾り

平らな台の上に飾るタイプ。特に鎧飾りでは多く製作されています。

収納飾り

飾り台の中に、兜や道具を片付けられるコンパクトタイプ。

ケース飾り

ガラスケースとアクリルケースがあり、出してすぐに飾れる手間いらずタイプ。

五月人形を飾る時期

4月上旬から中旬には飾り、5月下旬ごろに片づけてください。

五月人形 Q & A

次男・三男の五月人形はどうすればいいの?

基本的にはひとり一人のお守りです。

ひな人形同様、基本的にはひとり一人のお守りですので、できれば次男、三男にもそれぞれの鎧兜を用意したいものです。
ですので、コンパクトなタイプの兜やケース飾りで前立てが違うもの、あるいはわらべケース飾り、張子の虎など脇飾りをお飾りください。

五月人形を引継ぎたい。または、処分したい。

個人のお守りですから親から子へと引き継ぐものではありません。

ひな人形同様、五月人形も個人のお守りですので、成人されたら「ありがとうございました。お疲れ様でした。」という気持ちで、人形供養をしている神社などで供養してあげてください。
供養は鎧兜の部分や人形のみで、お道具などのお飾りや台、ケースは一般的なゴミとして処分いただいて結構です。
お子様の代わりに災厄を被っている五月人形を、次の赤ちゃんに引継いだり使いまわさないようにしてください。
供養の時期については、成人されたときや結婚されたとき、赤ちゃんのご誕生や引っ越しなどを機にされるとよいでしょう。

五月人形の脇飾りとして名前旗を飾りたいのですが。

豪華な名前旗を各種取り揃えております。

店舗にさまざまな名前旗のサンプルを展示しておりますので、是非ご来店いただきゆっくりとご覧ください。
・ 名前は、刺繍と熱転写(プリント印刷)がございます。
・ 生年月日は、入らない商品もございます。
・ 製作期間は、混み具合によって10日ほどかかる場合もございますので、ご了承ください。

大切なお客様のご要望に細部までお応えします。

生年月日の有無や、刺繍か熱転写(プリント印刷)、刺繍の色にも柔軟に対応し、お子様オリジナルの名前旗を製作いたします。
特に刺繍の色はバリエーション豊富に取り揃えております。
※熱転写(プリント印刷)の場合は白色と金色のみとなります。
※中には、多色に対応していない名前旗もございます。ご来店時にお尋ねください。

名前旗刺繍色